ここ数年、IT業界は人材不足の為、募集企業が多い状況です。さらにiT業界は変化も早く、新規企業が増えるスピードがかなり早いです。異業種から転職しようとすると、一体どの企業を選んだら良いか分からなくなる可能性が高いです。
同じようなサービスをしていたり、正直何が違うのか分からずなんとなく応募している人も多いと思います。本記事では改めて、IT業界の中でもどんな企業に応募するのがオススメなのかを説明していきます。
未上場のベンチャー企業に入るのが1番
私がオススメしたいのは、「ベンチャー企業」に入ることです。
ベンチャー企業とは、設立から比較的時間が経っていないが、急速な成長と拡大を目指してる企業です。他にも特徴として、新しい技術やビジネスモデルを用いて革新的な事業を展開する企業のことをいいます。
ベンチャー企業の説明から、オススメする理由を紹介していきます。
一般的なベンチャー企業の特徴
まずは、一般的に言われているベンチャー企業について説明します。簡単に特徴をまとめると下記になります。
- 新しいビジネスモデルやサービスを生み出している
- 高リスク・高リターンな経営
- 比較的小規模で意思決定が早い
- 独自の発想や技術を用いている
- イノベーションを重視
- 短期間での急成長を目指す
いわゆる大企業との違いを比較してみましょう。
大手は、すでに完成された組織に入ることになるので働き方も組織体系も完成されていて自分がそれにマッチできるかが重要になってきます。逆にベンチャー企業は良くも悪くもまだ整い切っていないので、自分自身で交渉して作り上げていくことができます。
経験から見る、ベンチャーのメリット・デメリット
私は、現在は上場している大企業に務めていますが、異業種からIT企業に転職した時はベンチャー企業でした。その経験も踏まえてメリット・デメリットをお伝えしていきます。
企業規模 | メリット | デメリット |
---|---|---|
大企業 | ・福利厚生が整っていてワークライフバランスが取りやすい ・安定して給料が貰える ・組織が安定しており、人事面でのトラブルが少ない | ・転職難易度が高い。異業種未経験だとなかなか転職できない ・入社時点の職種から変更することは基本的にないので、これから数年の仕事が入社時にほぼ決まる ・すでに会社が安定している為、自信の成長速度も遅くなりがち ・成果を残しても大幅に昇給することがない ・上司や年功序列の文化が強く昇進しにくい |
ベンチャー企業 | ・転職難易度が低く、転職しやすい ・社内での職種替えが頻繁にあるので、様々な職種を経験することができる ・成長スピードが早いので、一気に自分自身も知識や経験を得ることができる ・次回転職時に、経験値としてアピールできることが増える ・成果を出すと年齢性別経歴にかかわらず一気に給料が上がる ・上場時のストック・オプションが貰える可能性がある |
私が、メリット・デメリットを確認した上でベンチャー企業をオススメするのは、
入社難易度が低く入りやすいわりに、今後の経済面スキル面での伸び幅が大きいのがベンチャーだからです。
それぞれの側面ごとでのオススメする理由を説明していきます。
入社難易度
大企業は、すでに事業は安定しているのでさらに良くするために専門的な人を雇うことが多いです。その点異業種未経験の人は積極的には採用してくれません。大企業側の採用担当としては、未経験者を雇うなら新卒入社の人がいるからいらないかなというのが現状です。
しかし、ベンチャー企業は基本的に中途採用がほとんどです。しかも業界業種スキルはバラバラで、それぞれの特性を活かして会社を大きくしていきましょうという気持ちでいます。自分のスキルや熱意がマッチしていれば入社することができます。多少出来ないことがあってもそれは一緒に覚えて成長していきましょうと捉えてもらえます。
給料面
大企業は、安定して業界平均がそれよりも多い金額を貰うことができるでしょう。安定を求める人は良いと思います。
IT業界は、自分次第でどこまでも給料は上がっていきます。基本的な給料は大企業ほど高くはないのですがそれでもIT企業全般が伸びている業界なので高い印象はあります。入社して業務を覚えていき成果を出すと、年齢や性別や入社後たとえ1ヶ月しか経っていなかったとしても上がります。成果を出した人は、給料を上げるという文化になっているので一気にあがる人も多いです。また、ベンチャー企業ですと上場をみすえていることも多いです。会社が上場できた際にはストックオプションも貰うこともできるでしょう。
将来性
大企業は、すでに成熟しているのでこれからさらに爆発的に伸びるというよりはこのまま安定するということが多いです。あるいは業績によっては下がることもあります。
IT企業は、将来会社を大きくすることが目的なので可能性に満ち溢れています。しかし、唯一懸念とすることはなかなか20年30年後もそのままの形で残っていることはないかもしれません。企業合併したり事業が変わったりする可能性もあるので、これから10年は働くという程度なら良いのですが、30年あるいは定年まで働きたいという方にはなかなか向いていないかもしれません。
スキル面
スキル面は圧倒的にベンチャー企業がオススメです。ベンチャー企業だと、必然的に会社を大きくするために様々な業務を担当することになるでしょう。職種の経験幅が広くなることは、スキル面でみると圧倒的にプラスに働きます。また、急成長する必要があるので会社に所属しているだけでも知識量や経験量が増えてきます。
大企業ももちろん知識や経験が得られるとは思うのですが、一つのサービスや職種に固定されてしまいます。また、ある程度固定化された仕事が多いので、自分自身新たなスキルも求めなくなる傾向があります。
これらを踏まえて、選ぶのはあなた次第ですが将来的なことを考えるとベンチャーに入ることをオススメします。また、ベンチャー企業で経験を積んでから大企業に転職するというのも手だと思います。
ベンチャー企業への転職方法
では、どうやってベンチャー企業を探せば良いかで悩んでいる人も多いはずです。リクナビNEXTやビズリーチに登録はしているけど、どれがそうなのか分からなかったりしますよね。
そんなどこで転職したら良いのかわからない人にオススメなのが、
マスメディアン
です。マスメディアンは古くからある転職サービスなのですが、特にIT業界(中でも広告系)に強い転職サイトです。リクナビNEXTやマイナビ転職などは、業界業種が様々でその中でもベンチャー探すのは至難の業です。しかし、マスディアンであれば、そもそも全く違うという業界ではないので、調べる手間も省けます。
また、サイトにも掲載していますが「大手転職エージェントでは、経験を理解したもらえず、的はずれな求人しか紹介されなかった」という人が多く登録しています。そういった人に選ばれている点もポイントです。
まずは、下記からサイトに会員登録してみましょう。さらに、自分で探すのではなく面談を受けてみることをオススメします。本サイトで何度も言っていますが、誰にも話さず行って転職先を決めて成功した人を見たことがありません。エージェントに相談したり診断を受けたりすることで自分に合った転職ができます。
最後に
ベンチャーに入った方が良いポイントを説明してきましたが、一番は自分がそれで成功したから、また周りをみてもその転職方法で成功している人が多いのでオススメしています。
実際の私の転職経験も「元テレビ制作のADが上場企業OLになるまで」で紹介しているので合わせて読んでみてもらえると良いかもしれません。あなたの転職がより良い物になるように一緒に頑張っていきましょう。