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【知識ゼロからIT業界転職】元テレビ制作のADが上場企業OLになるまで(前編)

2024年9月13日

「元ADが上場企業のマーケティング担当になるまで」というタイトル画像

私は、大学卒業後、テレビ番組のAD(アシスタントディレクター)として career をスタートさせました。3年間の AD 経験を経て、IT業界へ転身。その後、さらなるキャリアアップを果たし、現在はIT系上場企業でマーケティング担当として活躍しています。

本記事では、私のキャリアパスを振り返りながら、テレビ業界からIT業界への転職経験と、現在の仕事に至るまでの道のりをお話しします。

大学時代

家から近い高校を卒業後、深く考えずにそこそこ近い地方の大学に入学しました。

大学は文系で経済経営系を学びつつ、それなりに楽しいキャンパスライフを過ごしていました。

就活では、迷わずテレビ制作会社を受けたました。幼少期から興味があったので、迷うことなくこの業界1本で就活を行っていました。全国放送の有名バラエティー番組を扱う制作会社に内定することができました。

これから始まる社会人生活に胸踊らせ、大きな期待を抱いていました。テレビ業界で働くという夢が現実となり、新たな挑戦への意欲に満ち溢れていました。

全国放送のバラエティー番組でアシスタントディレクターとして3年間奔走

全国放送のバラエティ番組の制作に没頭

入社した制作会社で最終的に3年間働きました。

イメージ通り、椅子を3つ並べて眠る夜も多数ありました。ただ、忙しいながらも、番組が放送された時の達成感は大きく飽きることなく嫌な思いもせず充実した日々を過ごしていました。

3年間働きましたが、今となればいわゆるIT業界でも武器となるような知識は得られず、カメラの使い方、タレントの扱い方、VTRの構成の考え方など業界独特の知識は得ることができました。

楽しかったのですが、このままで良いのかとふと考えた時に、40代のロールモデルとなる女性がいないことに気づきました。楽しいがこのままでは将来が思い描けないと思い、転職活動を本格的に始めました。

▼毎日この景色見ながら働けることが誇りだった田舎者(だいたい徹夜明けでドロドロの姿で見ていたけど)

アシスタントディレクターの転職活動

私が実施した転職方法は大きく分けて2つです。

  • 転職エージェントに登録(何をどうしたら転職できるのか分からずに、新卒就活時に使ったリクルートやマイナビの転職バージョンを利用)
  • 知り合いのツテで紹介して貰う(テレビ業界からITエンタメ業界に転職した人)

結論、私は知りたいのツテで転職しましたが、まずは転職エージェントに登録することを強くすすめます。なぜなら、テレビ業界は他の業界と大きくずれているので、まず市況感や自分のニーズを客観的にみてもらうことが必要となるからです。

例えば、ADはあまりアイディアを出したりディスカッションしたり建設的な意見を発信する機会はありません。社内での会議などもないし外部の人と話すこともないので面接そのものや書類そのものにハードルが有りすぎるように思います。また、自分のスキルが他の業界でどれくらい通用するかも客観的にみてもらうべきです。業界内での「できるやつ」は必ずしも他の業界で「できるやつ」と認識されるわけではないからです。

とにかく、転職エージェントに登録し自分を客観的にみてもらい、業界を選定していくことをオススメします。

会社選びで私が転職オススメする会社は IT業界✕ベンチャー企業✕toCサービス です。

IT業界は、給料面や第二新卒の受け入れ体制的にも好条件の場合が多いです。またADを3年もやると今更スーツやオフィスフォーマルな格好で出社するのはなかなかキツイかと思います。(AD時代の私は夏はビーサン出社だった☆)環境的にオススメできるのがベンチャーになってきます。

またその中でも、ベンチャー企業であることも見たほうが良いポイントです。ベンチャー企業は大手ほど学歴や職歴にこだわりません。これから事業を大きくしていく会社なので、基本的には何でもやってくれる人を探しています(ある程度様々な業務をやってくれる人)。また、熱意ある人を探しています。ADはそこにピッタリはまります。なんでもやる精神は確実に身についているので、ハマるということが多いと思います。

最後に、toCサービスであることも重要だと思います。テレビは究極のtoCサービスでターゲットは広いし規模も大きいです。当たり前に、視聴者に何かを届ける仕事だったはずです。転職する時もまずはtoCの方がストレスなく業務に入れるし転職時の理由としても言いやすいことが多いでしょう。

当時の私は分かっていなかったが、今となるとこの軸で会社を探すのがオススメです。

ついにテレビADからIT業界への転職成功

結果的に、知り合いのツテ経由で、IT業界且つベンチャー且つtoCサービスの会社に転職しました。

正直最初は本当に何もできない田舎の女の子だったと思います。。。出来なかったことをあげたらきりないですが、まずそもそもgoogleスプレッドシートやgoogleスライドを使ったことがありません。ましてや関数は分からないので、せいぜいsum関数くらいしか使えなかったです。

また、環境がキラキラしすぎていました。「macを片手に会議室に向かうこと」ですら以前はなかったから、思い上がっていました。mac片手にカードキー持って会議室に行くだけで、ドラマの主人公バリに輝いていて毎日なんて私は素敵なOLなんだろうと思っていました。

うわべの話はそのくらいで、現実的に大変だったのは業界は全く違うのでまた用語を一から覚えないといけなかったことです。これは異業種転職あるあるだと思うが、使っている言葉が分からないことはなかなかのストレスになります。また、IT業界は横文字も多かったのでそこもストレスになりました。

本記事ではここまでにして、次回は転職した後の業務についてを話していきたいと思います。

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