新卒でバラエティ番組のアシスタントディレクターになった私。3年間働いたのち転職しIT業界へ。本記事では、未経験からIT企業に転職してどう戦ってきたのかを詳しくお伝えします。
元ADが上場企業のマーケティング担当になるまで(前半)はこちら
アシスタントディレクターからIT業界への転身
私は、ITベンチャー企業で企画職として採用されました。具体的には、アプリを運営している会社でした。主な職務は以下の通りです:
- アプリを利用してくれるユーザーを増やすための企画立案〜実施
- アプリ利用者を増やすための営業活動
IT業界1年目:言葉の壁と奮闘の日々
転職直後は、正直何をしたら良いのかさっぱり分かりませんでした。とりあえず上司の指示を忠実にこなすだけでした。
最大の不安:専門用語の理解
1番不安だったのは、言葉の意味が分からないことでした。IT業界では聞いたことのない横文字が多く、会議についていくことができませんでした。例えば、上司に「会議アレンジしておいて」と言われた時、「アレンジ」の意味が分からず困惑しました。(実際は単に会議を設定しておくという意味でした)毎日、知らない言葉をメモしては後で調べる、分からなければ人に聞くという日々が続きました。この頃は正直、ほぼお荷物状態だったと思います。
成長と次のステップへ
1年間働くと、ようやく業界用語が分かるようになり、後輩に作業指示も出せるようになりました。成果も出せるようになり、IT業界の中で自分のやりたいことを考えるようになりました。
ベンチャー企業ならではの経験:
- 企画職以外に営業やCSの業務も経験
- PLの確認や数値管理のスキル習得
これらの経験を通じて、私は「マーケティング」に興味を持つようになりました。
2回目の転職:マーケティング担当としてのキャリアアップ
転職エージェントに登録し、IT業界のマーケティング職を探しました。結果、1,000人規模のIT企業のマーケティング担当として採用されました。この会社での経験:
- オフライン・オンライン両方の広告を担当
- デジタル広告の運用スキル習得
- SQLの基礎知識の獲得
- 数値にコミットする重要性を学ぶ
2年ほど働いた後、キャリアアップと結婚を機に、プライベートとの両立を考えて再度転職を決意しました。
現在の状況:上場企業でのデジタルマーケティング
現在は、IT業界の上場企業でマーケティング担当として勤務しています。
転職の決め手:
- デジタルマーケティングに特化した業務
- 女性が多く、既婚者も多い環境
- 安定して働ける職場環境
アシスタントディレクター時代には想像もできませんでしたが、在宅と出社を組み合わせて自分で業務をコントロールしながら働けています。さらに、社内の賞を受賞するなど、成果も認められています。
まとめ
未経験からIT企業への転職は決して簡単ではありませんが、努力と適切なキャリア選択により、充実した職業人生を送ることができています。皆さんも自分に合った転職先を見つけ、新たなキャリアにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。